8月4日の河野防衛大臣の記者会見について産経新聞が報道している[1](ミサイル防衛「なぜ中国の了解がいるのか」)。これについてはネットでも見ることができるので、防衛省ホームページで見ていただきたい。
中国の南シナ海、東シナ海での挑発的な行動に対して、日本は自国領土防衛のための政策、戦略が必要である。香港に関しても一方的に中国のやり方を通し、台湾に対しても圧力を強めている。そして日本に対しても尖閣周辺で日本漁船を追尾し、日本に対して領土侵犯として抗議するようになっている。
中距離核弾頭ミサイル保有数も中国は世界のトップである。核兵器の数も増やしている。日本のメディアはこういう現状を知っている上で、防衛大臣の記者会見で「自民党が提言している国防案に対して、中国や韓国の理解を得られる状況かどうか?」という質問をしたのだろうか??日本のメディアは、尖閣諸島が中国領になっても構わないという考えがあるのだろうか?中国メディアがこのような質問をすることは分かるが、日本のメディアが自国防衛に関してこのような質問をする意図はなんなのか??
日本のメディアは現状分析をきちんとおこなうべきだと思う。
[1] 産経新聞:ミサイル防衛「なぜ中国の了解がいるのか」河野防衛相, 2020.8.4. https://www.sankei.com/politics/news/200804/plt2008040012-n1.html