ウクライナ紛争に関して

ロシアが一方的に悪いのか?

メディアは、ロシア悪、ウクライナ被害者という構図でのみ報道しているが、本当にそうなのだろうか?2014年に起きた反政府運動では、ウクライナ系の一部勢力(ナショナリスト)がロシア敵視を煽るために攻撃を仕掛け、ロシアに濡れ衣を着せている可能性があるという報道もあった。米国の一部勢力が反政府運動を支援しているという情報もあり、当時の米国国務次官補(ヨーロッパ、ユーラシア担当)ビクトリア・ヌーランドの電話での会話がYoutubeにアップされた。電話の会話で彼女が支持した人物がその後、ウクライナの新首相になった。彼女は現在、国務次官になっている。

2014年の紛争の後に合意されたミンスク合意をロシアが守っていない、とメディアは報道しているが、果たしてロシアだけに非があるのか?ミンスク合意に従って東部の2州、ロシア系ウクライナ人が多数住んでいる地域に高度な自治を与え、無用な挑発を避けることはウクライナ政府にできたはずだ。ウクライナ大統領ゼレンスキーの支持率はここ数年、低下したままである。彼の支持率アップをねらう政策が外部からの勢いと結びつき、ロシア挑発の動きになったとしたらウクライナ系ウクライナ人とロシア系ウクライナ人の両方にとって悲劇である。

欧州の国々にとっても迷惑な話である。米国は地理的にウクライナから離れているが、欧州にとっては危険過ぎる。もちろん欧州の国々といっても一枚岩ではない。ロシア挑発を積極的に支持する国もあれば、事態のエスカレートを避けたい国もある。

事態は残念ながらエスカレートしてしまったが、2014年当時を振り返り、情報分析する必要があると思う

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